ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

ピアノ調律。

年に一度の調律です♪
最初、何か気になることはないですかと言われたときに、ちょっと前に弾いたスタインウェイのグランドピアノがずいぶん浅い気がして、もしかして家のピアノの鍵盤は深いのではないかと思っていたので、確認してみました。
すぐに木切れのようなものをあてて測ってくれたところ、深さは標準だったようです。
カワイなどの鍵盤は浅いのもあるらしいですが、グランドピアノのほうがアップライトより鍵盤が長く、深さは長さに比例するそうです。
しかもスタインウェイは深めだと聞いて、あら?と思ったのですが、なかには鍵盤が反っているのもあるかもしれないと何気にフォローしてくれました(^^)
蓋や前板を外し、掃除機でガーっとほこりを吸ったあと、5度や8度で鍵盤をたたきながら、ハンマーみたいなもので、ひとつずつネジを調整しています。
・・・いつもながら根気のいる作業だと思います。
ほかにも鍵盤を調整したり、音叉を使って、なにやら耳に当てていたり・・・
調律するときの鍵盤の叩き方が強くて、それをずっと聞いている耳もすごいです。
湿気の影響があったみたいで、もしかしたら鍵盤はそれが原因かもしれません。
調律が終わると、恒例の、「確認してください」 が(笑)
弾いたのは、速めのテンポでブルグミュラーの 「アラベスク」 と、バッハの 「トッカータとフーガ」 、ベートーベンの 「テンペスト」 第3楽章。
アラベスクを速めに弾くとアラがわかると、プロの人が同じことをやっていたので内心驚いた、と調律師さんが言ったのを聞いて、私も驚きました。
テンペストがひっかかったものの、この調律師さんはどんなにひどい演奏でも必ずほめてくれます。
以前は、選曲が良い、でしたが、今回は、CDと同じ速さで弾けるのがすごい、でした(苦笑)
装飾音も略していないし、自分の音をちゃんと聞いていて、無意識にCDの音と比較しながら弾いているから音色が良いそうです。
調律師さんが言うには、私は連弾や伴奏者に向いているらしいですが、伴奏をするよりむしろ、ヴァイオリンの伴奏をしてくれる人がほしいんですよね。
楽譜が高いという話になって、子供の頃の全音ピアノピースの値段で年代がわかったり・・・
値段といえば、私の持っているアップライトの販売価格も今では100万近く値上がりしています。
ベーゼンとイバッハのピアノメーカーの話のときには、私の持っているピアノのメーカーはそんなに手を広げないからだいじょうぶと言っていました。
そんなことをいろいろ話して、次回の調律は1年後。
ではまた、と、ほめ上手の調律師さんは帰っていきました。