ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

大阪旅行記4 ~大阪クラシック2011 2日目

2011年9月5日(月) 大阪クラシックの2日目に行ってきました 

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まず向かったのは、11時からフェニックスホールで開演される第14公演。
ピアノ三重奏で、武満徹のBetween Tides と、ドヴォルザークドゥムキーということだったのですが、プログラムを見て愕然。
聞きたかったドゥムキーの第2楽章が・・・ない!?
 
2楽章の2分40秒からとラスト6分40秒過ぎからのフレーズが大好きなのです
 
最初に演奏された Between Tidesは、正直、効果音? みたいな曲で、良さが全然分からず。
これをやるんだったら、ドゥムキーの第2楽章を演奏してほしかったです。
演奏されたドゥムキーの第1、3、4楽章は楽しめました
アンコールはドゥムキーの第5楽章。
そちらも良かったんですけど、第2楽章が~ と、がっかり感は拭い去れませんでした。

次は1時から中之島セントラルタワーで開演される第17公演。
無料のコンサートで、もう始まっていると思って座ったら、まだリハーサルでした。
でも続々と人が集まってきていて、今、席を離れたらもう座れないのは確実だったので、そのまま待つことに。
ヴァイオリン2本とハープの組み合わせで、演奏曲はメンデルスゾーンの「歌の翼に」 とか、モーツァルトの「恋とはどんなものかしら」 など、有名なものばかり

途中で大阪クラシックをプロデュースしている大阪フィルの大植英次音楽監督が現れて、廊下をいっぱいに埋め尽くしている人たちが少しでも近くでみられるようにと、皆をステージぎりぎりまで近づけさせてくれました。
どうやらこの方、無料公演の会場をあちこちまわっているらしいです。
アンコールはエルガーの愛のあいさつ
リハーサルで弾いていたので、プログラムにないのを見たときに、アンコールでやるんだなとバレバレでしたが、とても楽しめました
ハープの音はきれいですね

最後は3時から大阪市中央公会堂、中会議室で開演される第20公演。

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ここらへんは味のある建築物が多いです。
                   
プログラムは、シューベルト弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」。
自由席のため、早めに行ったら、すでに長い行列が出来ていて、そのまま最後尾に並びました。
指定席のほうがゆっくりできていいです。
 
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ステンドグラスや天井絵などあって、中もとても綺麗でした。
時間の都合で、全楽章リピートなし。
第1ヴァイオリンは大阪フィルで首席コンマスをされている長原幸太さん。
演奏前に、この死と乙女は同名の歌曲のピアノ伴奏を第二楽章のテーマにしていると説明があり、その歌詞を朗読してくれました。が、長原さんがいきなりファルセットを駆使し、甲高い声で乙女を演じたので、会場は爆笑
なかなかお茶目な方のようです
死神役の第二ヴァイオリンの佐久間さんは低く渋い声で素敵でした。
演奏は、長原さんは丸い、優しい、あたたかい系の音を出す方だなと思いました。
だから第一楽章はちょっと物足りない感じもしましたが、第2楽章以降はとても良かったです
アンコール曲は、佐久間さんが長原さんにだけ秘密にして、こっそり用意しておいたという、ハイドンのセレナーデ。
その場で、はい、と楽譜を渡すと、長原さんも 「ああ、この曲」 と伴奏のピッツィカートにのせて弾き始めます。
長原さんの音色には、こういう優しい雰囲気の曲がとても似合いますね~
 
来年も聞きたい曲があったら、また来ようと思いました。 
時折小雨が降る天気でしたが、かえって日焼けを気にすることなく、涼しかったので、二駅ぶん散歩がてら歩いて、BATOさんに楽器を受け取りに向かいました。
 
つづく。