ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

ワンレッスン受講♪ 「幻想即興曲」

私のピアノレッスン暦は小学生の数年間。
習っていたころは、バイエルをやっていたのですが、レッスン=練習時間というくらい、まったく練習しない子でした。
やめるときに先生から、これから自分で練習していくならツェルニーを、と言われて買ったものの、当然ながら1曲もやらず(^^;
つまらない練習をしたくないので、習うつもりもなく、好きな曲だけを弾いて現在にいたります。

そんな私がレッスンを受けてみようかなと思ったキッカケは、ショパンの「幻想即興曲」を録音したことでした。
聞いてみたら、何かが違う・・原因が自分では分からなかったので、分かる人に聞こうと思って調べたら、なんと自宅のすぐ近くでピアニストさんが教室を開いていることが判明。
しかも安い。さっそくメールしました。
うそついても仕方ないので、最初に書いたとおり、バイエル挫折組なので基礎ができていないかもしれません。習うつもりはなく、1回だけみてほしい、とお願いしたら、すぐ返事をいただけて、日程も決まり、ワンレッスンを受けてきました♪

冷たいお茶をいただきつつ、しばし雑談。教室は歩いてでもこれるほどの近さ。
教室の前の道路を平日はほぼ毎日通っているのですが、ピアノ教室があるなんてまったく気づきませんでした。

準備運動していいですよ、と言ってくれたので、いそいそとグランドピアノの前へ。
右のダンパーペダルを踏むつもりが、間違ってまんなかのを踏んでいて、どれだけ緊張してるんだか、と苦笑しました。
さて何弾こうと思ったところで、手が止まりました。
普段の私の準備運動は、ボカロとかアニメとかゲームの曲(^^;
さすがにそれはためらわれます。他に弾いているクラシック曲、革命やラ・カンパネラもちょっと。。。
結局弾いたのは、ブルグミュラーアラベスク、という初級の曲。
普段ならなんでもない曲、なのですが、緊張のあまり音を忘れて手が止まりました。
そしたら先生が教えてくれて・・・うう、ありがとうございます。
そのあとは、バッハのメヌエットト短調、これも初級の曲ですが、指使いを直されました((^^;
次はクーラウのソナチネ・・・準備運動どころか、もう数年以上弾いてなかったりするのですが、ほかに思いつかなかったので(((^^;
これもミニレッスンしてもらえました。
手の形がきれいに丸まっているし、一音一音きちんと弾けてますね、とほめられたところで、幻想即興曲の右手だけゆっくりめに弾きました。
黙って聞いていた先生、突然、音が違いますよ、と。
え!? と思ったのですが、1ケ所だけじゃなかった。
もう手が間違って覚えてしまい、すぐには直せないので、違うところに全部印をつけてください、とお願いしたらこのとおり↓
イメージ 1
     赤いところが間違えて覚えていた箇所。結構あって、ひそかにショック。

でも自分では絶対気づかなかったので、それだけで来たかいがありました。
そのあと両手で。グランドピアノを弾くのは楽しいですね☆
いつのまにか緊張しなくなっていて、普段より良い出来で弾けました♪
先生からも、指は回っているし、良いセンスをもってます。この曲を弾きこなす力は充分ありますよ、と言ってもらえてうれしかったです ^^
どうやら先生はメールの内容や、準備運動の様子から本当に弾けるのか、不安に思っていたもよう。
違和感の原因はおそらく、拍頭とかで右と左で合うところがあるのですが、そこがずれているときがあることと、通常、左が基盤でその上を右の旋律が流れるのに、私の場合は、左が右に合わせてしまっているみたいです。
部分練習のとき、拍頭の強拍、中拍を強調とか、走らない、落ち着いてテンポを一定にとか、どこかで聞いたようなセリフがもりだくさん(^^;
ずっと力をいれていると疲れるので、音を強くするとき以外は力を抜く。
中間部のゆったりしたところは、前打音が拍頭にずれこんでいるので、もっとタイミングをはやくして、右と左の拍頭をそろえる。
バイオリンもそうですけど、先生に言われて見てもらえると、そのときはあっさりできちゃったりするんですよね。
ラスト1ページは譜読みミスもなく、「良く弾けてました。普通はここ難しいんですけどね」 とちょっと不思議そうに言われました。

先生も弾いてくれましたが、やはり男の人だと迫力が違いますね~
手が大きいし、細くて長い綺麗な指で見とれちゃいました ^^

レッスンが終わったあとも少しお話をしました。
今は、昔のようにバイエルを使っている先生は少なく、先生のところでもプロ志望の子しかやらないみたいです。
ともあれ、幻想即興曲を暴走したり止まったりしないで、無難に弾けてよかった ^^
曲の解釈や具体的な弾き方も教わりましたし、行ってきて良かったです♪