ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

展示会に行ってきました♪

本命の弓を買おうと決めたものの、正直言って、違いが分からない私。
これでは選びようがないということで、とりあえずいろんな弓を弾ける場を求め、展示会へいってみました。
会場につくと、ヴァイオリンや弓が並んでいますが、試奏のさいには店員に声をおかけくださいと書いてあります。
自由に手にとって弾いてはいけないのですね。。。
敷居の高さを感じましたが、楽器や弓は見ているだけでは弾き心地がわかりません。
幸いにもお店の方が声をかけてくれたので、弓を見たいと言いました。

店員「ご希望の弓などはありますか」
私 「まだ全然決まっていないので、いろいろ弾かせてもらって選びたいのですが」
店員「わかりました」

というわけで、呼ばれたのが若い男性の店員さん。
この方、ずっとつきっきりで説明してくれました。
まずは新作の弓。弾いてみましたが、コシが弱い気がします。
今になって思えば、毛を充分に張っていなかったかも(^^; 
そのせいか、現在使っている弓とあまり違いが感じられませんでした。
続いて、モダン・フレンチの弓のところへ。
サルトリー、フェティーク、ウーシャ、リショーム、モリゾー、ロッテ、バザンを弾かせていただきました。
まわりの人がシャコンヌチャルダッシュ、ヴァイオリンソナタを奏でているなか、音階やカイザー1番を弾くのは、かなり勇気がいります。
でもせっかく来たのですし、旅の恥はかき捨て、と覚悟を決めて、強弱をつけたり、駒寄りや指板寄りを弾いてみたり、自分なりにためしてみました。
・・・良い弓だという気はするんですよ。ただ明らかな違いが分かるかといわれると。。。
速いパッセージなどが弾けなくて試せなかったからかもしれませんが、楽器のときのように、全然違う!というインパクトはなかったです。
値段をふせて、良いと思う順番に並べてみても価格順になっている自信はありません。
サルトリーが何本かあって、一番良いのは、これはコレクションだからと試奏はできないようでしたが、別の弾ける人が頼みこんで少しだけ弾いていました。
確かに同じ楽器なのに弓を替えるだけで音色が違う。。。
他人が弾いているのを聞くと分かるんですけど、自分ではいまいち分かりません。

恥はかき捨てのついでにヴァイオリンも弾かせてもらいました。
しかも展示してある高いほうのウーシャの弓を使って・・・^^;
まず、シュタイナー、ゴフリラーなどのオールドから。楽器自体が軽いです。
ラベルのない製作者不明の古いヴァイオリンがあって、それがいいなと思いました。
続いて、ファニョーラ、ビジャッキなどのモダン楽器。
私の楽器と同じぐらいの年代のせいか似たような傾向を感じましたが、ファニョーラを弾いているときの店員さんの反応を見て、音が違うんだなと思いました。
やっぱり音は自分で弾くより、弾いてもらって、少し離れて聞くほうが違いがわかるようです。

最後にプレセンダやストラディヴァリウス、トルテなど一流といわれる楽器や弓を見学しておしまい。
若い店員さんは最後までずっとついていてくれて、いろいろな話を聞かせていただきました。
展示会なのでダメかと思っていたのですが、自分の楽器を持っていってもだいじょうぶみたいです。
弓を買うつもりなら持っていったほうがいいですよね。
あと、弓から教わることもあるので、自分にはもったいないなどと思わず、できるだけ良い弓を購入すること。
そして、そういう弓を買ったなら保険に入ったほうがいいとも言っていました。
確かに楽器と違って、弓は壊れやすいのを身をもって知っていますし・・・
保険に加入することを考えたら、鑑定書の有無も確認しておいたほうが良いのかもしれません。
とりあえず、今回ので弓のおおよその価格は分かりました。
ドッペルあたりが弾きこなせれば違いが分かってきそうなので、そのためにも身を入れて練習しようと思います。