ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

レッスン#115 ~ 歌わせる条件。

とあるヴァイオリニストのリサイタルにいってきました。
正直気分が乗らず、事前に聞いたところ、延期や中止はなく、電車が不通でこられなかった場合のみ、後日払い戻しを受け付けますとのこと。
なので行きました。演奏は素晴らしかったですよ。CDを何枚も出されている方ですし。
ただどうにも後ろめたいというか・・・被災者が耐えていて、節電や放射線物質で大変なこの時期にやらなくても、と思ってしまいました。
トークで震災のことに触れていて、最後に祈りをこめて、バッハのアリアを奏でていたし、お人柄は良いように思えるのですが・・・
そういえば東京23区のほとんどは計画停電の対象外なんだそうですね。
もしかすると、停電を経験していない方たちの意識は私とは全然違うのかもしれません。
SNSなどで東京在住と思える方たちのお気楽な書きこみが目についたのは、計画停電を経験していなくて自分たちは不便を感じず、どこか他人事になってしまったからなのかもと思ったり。。。
被災地の方に比べたら、と思いますが、やはり停電が何度もくるときついです。
とくに夜間は信号、街灯が消え、店は閉まり買い物もできません。家に帰っても暗いし寒いし、何もできず。
計画停電に対して不満がうずまいていますが、たいていの方は停電そのものではなく、納得できる理由がないのに停電が免除になっている区域があることに不公平感を募らせていると思うので、東電がいくら細かくグループ分けしようが、平等にならないかぎり不満はなくならない気がします。
と、話がズレてしまいましたが、この演奏者のリサイタル、魅力的なプログラムであれば、また聞きにいきたいです。

カイザー ヴァイオリン練習曲1

7番 (1回目)
少し弾いたところで止められて、移弦を確実にするように、移弦するときはいったん止めて、弦に弓をセットしてから弾くように言われました。
弓を大きく使い、一音ごとに全弓で通して弾きました。
終盤の音程が上ずっているので注意。最後の4和音、4弦を押さえるときは弾く箇所にあわせて、指の重心も移動させること。
そして、弓がまっすぐにひけていませんと、いまさらすぎるご指摘が(^^;
人間の構造上、腕をおろせば弧を描くように動くのが普通です。
しかしそれでは弦の上を弓がすべって音が抜けてしまいます。
しっかり響かせてヴァイオリンを歌わせるためには弓がまっすぐひけていることが必須らしいです。
このヴァイオリンはちゃんと弾ければ、すばらしい音で歌いますよと言われたらがんばるしかないですよね。
初心に戻って、延々と開放弦で練習しました。
まっすぐ引けているか手元ばかり見ていると、顔の向きはこっちと、ぐりっとヴァイオリンの方を向かされました(^^;
その後、カイザーに戻ったときに、弓がまっすぐひけているか駒のほうを見て確認したいのは山々なのですが、こういう似たような音型が続く楽譜は目を離すとすぐ、どこを弾いているか見失ってしまいます。
毎日、開放弦でゆっくりと弓をまっすぐひけるように練習してきてくださいと言われました。

モーツァルト : 「ディヴェルティメント KV138」 1st

第一楽章  Allegro
久々にレッスンで弾いたら、音程が(^^;
出だしのフォルテ(強音)とピアノ(弱音)が繰り返されるところで、弱くというから軽くひいたのですが、そうではなく、弱音でも弦に弓をひっかけて発音はしっかりと。
そして鬼門の16分音符連続。これにほぼ残りのレッスン時間を費やしました。
音程注意。音が転ばないように。はしょらず均等に弾く。弦の上に弓をあずける。
またもやひたすら開放弦で弓の動きを練習しました。
弓を返すところで音が大きくならないように、音程だけでなく響きも良く聞いて、耳でつねに確認する習慣をつけること。
大切な音=強く弾く、というわけではない。
速い部分は腕ではなく、手で弾く感じ。右手親指に力をいれない。
残り時間わずかなところで、一度通して弾きました。
中盤(36小節目)以降はリズムがずれているところが多々あるうえ、休符の部分は弾かない、といった当たり前のことができていなかったりします(^^;
この曲はいったいいつになったら終われるのか・・・ふと、そんな疑問が頭をよぎりました。