ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

レッスン#38 ~ 移弦は点から点へ。

冬は寒いです。
タートルネックのセーターはあたたかいのですが、首のところが厚すぎてバイオリンがうまく構えられません。
うりゃ と無理矢理押しこんで構えたら、首が痛くなりました。
首すじをさすりつつレッスンにいったら、先生も手に包帯を。
ひとつしかない身体、お互い無理や怪我には注意です。

ホーマン ヴァイオリン教本1
先生の怪我により、今回はお休みでした。お大事に。。。

新しいバイオリン教本2
38.変ロ長調の練習 (3回目) →  OK
左手ではっきり打弦しようとすると、右も力が入ってしまうので、弓を持つ右はあくまでなめらかに。
2音ずつスラーで弾くパターンAはたどたどしくもクリアし、続いて、2音ずつスラー&全音スタッカートのパターンBに。
前からうすうす思ってはいたのですが、やはり先生と私のスタッカートは違いました。
私は弓を止めるようにしていたのですが、そうではなく、弦に弓を置き、しっかり弓の毛で弦をつかまえて、それから弓が弧を描くように。
弓がすべったりすると、音が響かないそうです。
弦をつかまえて響かせる、響きを意識して・・・
家では引き続き練習するように言われましたが、とりあえずOKはもらえました。

43.ワニタ →  OK
まったく強弱がなくて、ずっと同じ調子なのと、もっとオンショクを意識してと注意されました。
私の脳内変換は「音飾」だったので、どういう意味なのか考えてしまいましたが、どうやら先生は音色のことを言っているみたいです。
指板寄りのやわらかい音色と強弱、ファからミ♭の「移弦+4の指」をなめらかに弾くことを意識して、OKをもらいました。

44.移弦の練習
単純な曲なのですが、弾くとなると見た目以上に難しいです。
D線のファ(中指)を押さえっぱなしにして、A線を順番に押さえて、シファドファレファ・・・と移弦。
1の指(人差し指)はまだしも、問題はそこからあと全部。
まず2の指(中指)でのD線シとA線ドの同時押さえ。この音が汚い (;^_^A
続く3の指(薬指)、4の指(小指)はA線のみが押さえられず、どうしてもD線に触れてしまうので、反対側のE線には触れてもいいと自分のなかで妥協。
そんな感じで、家での練習は苦戦の連続です。
1回目は黙って聞いていた先生ですが、2回目ですぐにストップがかかりました。
移弦がぎっこんばったんとシーソーのようで、無駄に動きが大きいから、逆側の弦まで弾いたりと雑音が多いらしいです。
D線⇔A線の移弦の場合、まず重音で弾いて、それからほんのちょっと角度を変える程度で充分。
手首だけで弾けます? と、腕を固定されましたが、できなかったので、ひじの位置だけ固定し、開放弦で移弦をひたすら練習しました。
見ていてよほど歯がゆかったのか、怪我をしているにもかかわらず、先生がお手本を見せてくれました。
本当に点から点の移動で、弓の動きもコンパクト。使う弓も少しです。
今まで弓を大きく使うことが良いと思い込んでいた私は軽いショックを受けました。
まさに百聞は一見に如かず。
それにしても先生が弾くと、う、美しい。。。
この曲のような単純な移弦って、素直に技量が出ると思います。
もちろんOKは出ませんでしたが、先生の模範演奏を聞いて、練習する気になったのでした。

45.アリア
さらさらと弾かないで、音色やフレーズ、抑揚を意識しましょう、とのこと。
音の流れの切れ目が、小節の終わりではなく途中なので、意識を切り替えるように。
前半、2音ずつのスラーをさらに大きなスラーでくくっています。こんな感じです。

イメージ 1

これを私は小節ごとに、レードシッラソ ミーレドッシラと弾いていたのですが、流れの切れ目を意識すると、レードシ ラソミーレド シラ・・・となるそうです。
これも移弦がいっぱいでてきて、44の移弦の練習に比べると簡単な気がしますが、同じパターンが3回繰り返され、1回目は弱く、2回目はとても弱く、3回目はクレッシェンドでフォルテに向かいます。
1回目は弓をうかせぎみに、2回目はできるだけ小さく、3回目は力を入れて、じょじょに弓を大きく使うようにしました。
クレッシェンドで最後にフォルテになるところは、もっと輝かしさが欲しいということで、楽器を持ち上げて、音を響かせることに。
これも持ち越しになりました。

イメージ 2

先生が急に笑ったので何かと思ったら、先生の先生・・・どこぞの教授らしいのですが、その人と私が似ているそうです。
・・・何が似ているのかはあえて聞かないでおきました。