ヴァイオリンのレッスン記録

2008年1月、大人から始めたヴァイオリンのレッスン記録。

ヴァイオリンレッスン、5回目。

本当に先生は基礎をしっかりと身につけさせたいようです。
ホーマン第1巻の開放弦と重音のほんの最初だけと弓を持たないピチカート、左手のヴァイオリンの持ち方を習いました。
弦はまだ弓元のほうがまっすぐ弾けていないようです。
もっと手首を返して、そしてヴァイオリンをもう少し傾けるようにと。
弓先になると毛が向こう側を向いてしまっていることを注意されました。
モダンではそういうふうに弾く場合もあるらしいですが、普通は毛を全部弦につけるように平行にするようです。
ピチカートは、指板の端に右手親指を引っかけ、人差し指で弦を弾きます。
駒から離れるほど良い音が出るらしいです。
A線のシのところにシールを貼り、開放弦とシを押さえてのピチカートを交互にやりました。

左手の構えを新たに教わりましたが、またもや私の思っていたのと違っていました。
気をつけているつもりでも、みてくれる人がいないと楽な姿勢に落ち着いてしまうようで、特に初心者の場合、演奏に適した正しい姿勢と自分の姿勢は、まず違っていると思ったほうがよさそうです。
あとで直す手間と時間を考えれば、最初だけでも習うか、ヴァイオリンの正しい構えを知っている人にみてもらったほうが良いと思いました。
左手も右手と同じように、グーで握ったこぶしを軽く開く感じで持つのですが、親指が自由に動くことが大事だそうで、ネックをささえてベタッと持っても、力が入って握りしめてもいけません。
弦を押さえる指は四角を作るように関節を角々と曲げて、しっかり押さえられるようにします。
将来習うであろうポジション移動を自在にするためにも、A線に指を置いた状態で左右に手をすべらす練習をしました。
ちゃんとアゴでヴァイオリンを支えられず、左手で持ってしまっているとこれができません。
前回に引き続き、弓を弦と直角に弾けるようにすることと、左手が正しく構えられるようにと宿題をもらいました。

レッスンが終わった後、先生がヴァイオリンを構え、ポジション移動はこういうこと、と、一番低い音から一気に最高音まで飛び、それから私の知らない、音域の広い曲を弾いてくれました。
・・・プロの人が目の前で、私だけのために弾いてくれるのは、ぜいたくなことだなと思いました。
なんというか、言葉では伝えられない感性を養えるような気がします。